「繋ぐ」に込める思い

Q.事業のテーマとして掲げる「繋ぐ」について…
産地と消費地、供給と需要を当社の様々な取引で繋ぐこと、コメに関わる人と人を繋ぐこと、そして現在から未来にコメという食文化を繋ぐこと、そうした事業活動の結果、弊社の事業を未来に繋いでいくこと、そうした思いで「繋ぐ」というテーマを掲げています。

Q.令和7年度(2025年度)に30周年を迎え、これまでの事業展開を振り返ると…
弊社は米穀卸売業者の全国団体、全米販の100%子会社です。この卸団体から米の取引の事業がはじまりました。昭和の終わり(昭和63年、1988年)、まだ食糧管理法の時代です。やっと規制緩和で県間の卸間売買ができるようになり、各卸の事情をよく知る米穀卸の全国団体として、米穀卸の仕入れの過不足調整のお手伝いをしていこうと米の取引の事業を立ち上げました。その後、過不足調整のお手伝い以上に、産地からの調達チャンネルとしての役割を望む声が大きくなり、平成7年の食糧法の施行を機に、弊社、クリスタルライスを全国団体の100%子会社として立ち上げ、産地のJA、集荷業者の皆様等とのお付き合い広げ、深めてまいりました。さらにその後、関係会社との合併があり、弊社が存続会社として現在に至ります。
ということで、おかげさまで、来年は創業30周年を迎えます。
「クリスタルライス」という名称は、現在の全米販の前身の全糧連時代にグループ名称として使われていた「水晶米」から名付けられました。当時の米穀取扱事業者の多くが「○○米穀」「○○食糧」という漢字の名称が大半でしたので、カタカナ名称ではなかなか信用が得られず、営業担当者は苦労したと聞いています。
Q.今後のコメ流通を考えると…

近年、コメ消費が継続的に減少を続ける一方で、稲作農家は高齢化とともに、離農の傾向が顕在化しています。今後のコメ流通はどうなっていくのかという疑問に対して、弊社の親会社である全米販が、2024年度に未来予想図=「米穀流通2040ビジョン」を策定しました。
2040年の米穀流通とは、どのような状態なのか。詳細はリンクを張っておきますのでご参照いただければと思います。このビジョンでは、最悪の予想図となる「現実的シナリオ」と、魅力的な米穀流通の姿を描いた「野心的シナリオ」の2つが記されています。今後、徐々に明確になる現実は、恐らくこの2つのシナリオの間になると思います。将来の米穀流通を、より「野心的シナリオ」に近づけるために、弊社としても全米販グループの一員として、精進していこうと思っています。
Q.そのための取り組みとして…
まずは、今以上に取引先の皆さんとの繋がりを深めていきたいと思います。産地と消費地の橋渡しとして、産地と消費地の人と人、企業と企業の橋渡し役として、単なるコメ売買にとどまらず、生産の皆さんへ生産支援を、またコメ食の普及に繋がるコメ、その流通を提案にしていこうと思います。
Q.その結果
目指すは前段でお話した「米穀流通2040ビジョン」の魅力的な米穀流通の姿であり、世界から羨望される和食、コメ食の文化が継承された姿です。
そのためにもこの「米穀流通2040ビジョン」を社員一同、胸に刻み努めていかなければなりません。
今後、さらに多様化し、不透明になると予想されるコメの生産、流通、消費です。そのなかで弊社は、コメに携わる生産者、流通業者・実需者の皆さんとの繋がりを持って、様々な課題に取り組むことで、コメを食する子供たちの笑顔を実現できると信じています。
